今回はこの質問についてです。
答えは簡単、出来ます。
人間初めての事に挑戦するときは誰でもいつでもどんな時でも初心者です。
日本一になるようなアスリートだって最初は初心者です。
もしかしたら「初心者でも習うことはできますか?教えていただくことは可能ですか?」というような意味の質問でもあるかもしれませんが、同じくできます、大丈夫ですという答えになります。
人間の吸収力を舐めてはいけませんよ!(笑)
何をできるようになりたいか
何をやりたいかで出来るようになるまでの期間がどれぐらい必要か変わってきます。
その期間というのも運動経験がどれぐらいあるか、その技に適した筋力がどれぐらいあるか、本気度はどれぐらいか、など様々な要因で変わってきます。
ですが期間の違いこそあれ、出来ないということにはなりません。
そのような根拠には何一つなりませんから、最初に言った答えになるということです。
一生成長する
ある本で読んだことがありますが、筋肉というのは一生成長し続けるらしいです。
もちろん何もせずにということではありませんが。
ということは、いつから始めるかなんて実はそこまで関係ないのかもしれません。
こどもの内なら尚更です。
筋肉と違い関節は固くなっていきますからさすがにご年配の方になると厳しいかとは思いますが、こどもの内に遅いや早いなどの常識的な概念は必要ないかと思います。
ちなみに僕の周りには高校生から新体操を始めて、3年生の時には日本一になった先輩が何人もいます。
競技歴2年半で頂点に立つことも可能ということです。
もちろん簡単ではありませんが。
人は慣れる生き物である
人はどんなことにも慣れるということが出来ます。
これを良い意味でとらえ、うまく利用することができれば尚良いと思います。
練習すること、レッスンに通うことがライフワークとして当たり前になってくれば初めの頃は難しくて自分には無理だろうなと思っていたことも、少しずつ挑戦していくことが出来るようになります。
これもある意味慣れるということになります。
最初の段階で何かが出来るようになった時の喜びや、体を動かすことの喜び、やったことがないことをやってみる喜びなどを体験できれば楽しいと思えるようになります。
楽しければ多少難しくてもきつくても頑張れるようになりますので、それを最初に体感させるのが講師の役目になります。
鬼ごっこではずっと走っていられるけど、体育のマラソンになるとあまり走らなくなるような場合と同じです。
それを体感してもらって本人が楽しかったと思えたなら慣れていくことは容易だと思います。
少し迷っている人は遊び感覚で行くとよいかと思います。
本当に遊びまわられては困りますが、それぐらいの軽い気持ちで大丈夫だよ、ということです。
段階を踏んで覚えていく
出来ないことを「気合でやれー!」なんていうことはしません。
一番簡単な技では前転になりますが、意外と出来ない子も多いです。その場合は前転を出来るようにするための練習から入ります。2段階、3段階と進めていくうちにいつの間にか出来るようになりますので、その時楽しいと思えたり、あれ?出来るかも、と思ってもらえるはずです。
みんなが一度はやってみたいバク転も同じです。
いきなりはい!回るよ!なんてことはしません。ジャンプの練習や回転する練習などを経てバク転を回る練習に入っていきます。
ここまで難しい技になってくると前転のように簡単にはできませんが、先程書いたようにこの頃には難しいことを練習することが当たり前になっていますので、確実に上手くなっていく過程を体感してもらえるはずです。
まずは簡単なところから、自分にできるところから始めましょう。
誰だって最初は初心者です。