このようなお問い合わせをいただくことがよくあります。
最近ではチアダンスやチアリーディングも盛んで、その中にはタンブリングも必要となってきていますのでメンバーに選ばれるためには必須要素となっています。
ルールの違いについて
団体が二つあり協会が別れています。
そのためルールなども違いUSAのほうの団体では部門によってもルールが変わってきます。
まずはそちらを把握した上でお問い合わせいただけると大変助かります。
とはいえ練習することが無意味というわけではないので、それも頭の片隅に入れておいていただきたいです。
~日までにバク転を出来るようにしてください
少しグラントの考え方を書かせていただきます。
これは来てくれている生徒や保護者の方へも話していることですが。
上記のようなお願いをされる方はけっこういらっしゃいます。
もちろんこちらはそうなるように全力で応えますし、それが実現できるような別メニューを用意したりもします。
ですが一朝一夕で身に付けたものが演技の中で使えるとも思えません。
期間内に間に合いすぐに上達してくれる子もたくさんいます。
ですがそれはある程度体が出来ていて、たくさん頑張ってくれたからできるようになったわけで、簡単にできたわけではありません。
そこの認識を間違ってしまうとケガや事故に繋がってしまいます。
これは指導者側も気にしなければならない部分だと思います。
いつまでに出来るようにしないといけないという目標を決めることはとても良いことだと思いますが、その期間がみな驚くほど短いんです。
例えば腕立て伏せが一回も出来ない子が、あと一ヶ月でできるようになりたいと言っても無理です。
毎日何時間も練習できるなら達成できますが、まず体がもちません。
そしてトライアウトと呼ばれるチーム内の試験が終わると来なくなる子もたくさんいます。
理由は分かりません。
無事合格できたからなのか、できるようになってもういいと思ったのか。
自分の実になるということはそういうことではないと思います。
どんなに上手くなっても完璧ということはあり得ませんし、精度が上がれば上がるほどやりやすくなるので、演技上の体力の面から言っても良いことだと思います。
来なくなることへ腹を立てているわけではなく、これだけできればいいやという考え方が良くないことだと思っています。
そしてもっとひどい場合はその技しか練習させないでください、それだけでいいです、といったこちらの意図を理解しようとしない意見が出てきます。
腕で支えられないなら腕立てします
飛ぶことが上手くできないならジャンプの練習もします
やりたい技に必要なものを順序を追ってやっていきます。
そうでなければケガをするから。
やはりケガをするような原因はできるだけなくしてあげたいというのが教える者の気持ちなので。
一人一人へアドバイス
そういうことになってほしくないので、グラントでは根本的な考え方としては順を追って覚えていってほしいし、ケガのないように覚えてほしいと思っています。
ですが頼ってきてくれるみんなの心境もよく分かりますので、全力で対応します。
メニューを変え、アドバイスを変え、家で出来ることを教え、一人一人に合わせてその子に合った練習方法を用意したり、教え方をしたりします。
おかげさまで続けてくれている子たちは全員上手くなっています。
もちろんみんなの頑張りがあってです。
続けることの意味を知った子たちには、これからも頑張ってほしいと思っていますし、これからの人生においてとても大切なことが身についているのではないでしょうか。
最後に
僕の高校の時の恩師の言葉で部旗にもなっていた言葉です
【一技千回】
人を感動させる演技をするには一つの技を千回練習しないといけない